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Ⅱ模写の手順
今回の鳥獣戯画模写は、下記の手順で進めました。

下準備
 ①下調べ 鳥獣戯画について何冊か本を読んで、この絵巻についてのざっとした知識を得る。
 ②見て憶える 模写する絵を頭に入れる。
 ③デッサンしてみる 模写する絵を鉛筆でデッサンしてみる。
画材を選ぶ 
 筆、紙、墨など使う画材を選ぶ。
筆の練習
 ①線の練習 筆でまっすぐに線を引く練習。
 ②絵の練習 動物や背景などを描く練習。 
本番 
 本番の模写を描く。

 この鳥獣戯画模写をしていた2007年には、幸運にも二回も鳥獣戯画の実物の展示がありました。
 春には、東京国立博物館の常設で甲巻の展示があり、秋には、サントリー美術館で「鳥獣戯画がやってきた」と題した特別展が開かれました。模写を始めるために準備している段階と、ある程度模写が進んだ段階と、絶妙のタイミングで二回実物を見られたわけです。
 特に、秋のサントリー美術館での特別展は、鳥獣戯画に焦点を当てた展示で、鳥獣戯画全四巻と、さまざまな鳥獣戯画の模写、そして戯画の系統の作品など、関連する作品が一堂に会した、本当に貴重な機会でした。
 やはり実物を見るのと印刷物を見ているのとでは、全く違います。フリーパスを買って、自分の描いた模写や紙のサンプルを持って何度も通い、じっくりと見て学ぶことができ、実りの多い模写となりました。
 まったく偶然にこの年に模写を始めたわけですが、まるで私の模写のために展示が開かれているのかと思うほどのタイミングで、本当に驚きました。
 2009年から鳥獣戯画は、長期的な修復に入って当分見られなくなったことなどを考え合わせると、2007年というのはまさに鳥獣戯画を模写すべき年だったといえます。
 
 
こちらは、サントリー美術館の特別展の感想です。

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