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トップ◆ポルトガル紀行 7月27日
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トップ◆ポルトガル紀行 7月27日
7月27日(月)  セトゥーバル-リスボン

 朝六時ごろに起き、バルコニーから城壁に出て、妻と朝焼けを見る。
街の向こうに太陽が顔を出し、頭上の雲までがピンクに、オレンジに染まってゆき、最後に青空に変わってゆくのを眺めた。とても美しい日の出だった。
 ポザーダの朝食は、自分で取り分ける形式で、ポルトガルに来て初めて朝からパンとコーヒー以外にいろいろと食べる。果物のジュースが美味しい。
 朝食後、城壁の上から、印象的だった青い海をスケッチ。水平線は、紫がかった色にかすんでいる。
 
 ポルトガル7.27セトゥーバル海 セトゥーバルの海

 正午にチェックアウトするときに、昨日見かけた小さな古い礼拝堂の中を、鍵を開けて見せてもらう。壁から天井まで全面青いアズレージョの宗教画で飾られている。
 タクシーで、工事中のセトゥーバルの駅へ。今回セトゥーバルは、ポザーダと海岸しか行かなかったが、この街は、リスボン、ポルト、コインブラに次ぐポルトガル第四の街、ということだ。海沿いの街でもあるし、魚の市場など見てみたかった。この街に住んでいた白須さんによれば、新鮮な魚が上がるので、刺身も食べられた、ということだったが。
 セトゥーバルの駅からはバスでパルメラへ。しかし、バスはパルメラ駅から何キロも離れた何もない遠い所に着いてしまったので、仕方なくまたタクシーに乗ってパルメラ駅へ。

 午後のパルメラ駅は全く人気がなく、ガランとしていて、駅から続く田舎道の向こうには、丘の上のパルメラ城が見える。リスボン行きの電車が来るまではかなり時間があり、白須さんの描いたアズレージョの壁画をゆっくり見ることが出来た。のびのびと枝を伸ばす木の絵が、パルメラ駅の明るく開放的なホームに気持ちよく収まっている。ポルトガルのあちこちの駅で現代作家のアズレージョ作品を見たが、白須さんの作品が際立って一番良かった。コバルトの青一色に限定して、全て作家自身による手描きであることも関係しているだろうか。
 駅員が親切な人で、わざわざ向こうのホームから地下道を走ってやってきて、電車の時間を説明してくれる。君の電車までまだ四十分もあるから、ゆっくり壁画を見ていけ、と言われる。ホームで日本へのはがきを書く。
電車の中では我々二人ともぐっすり眠ってしまい、もう一度上から見ようと思っていたテージョ川を見そびれてしまった。


 ポルトガル7.27車窓から 車窓から

 荷物を預けていたサナ・レックスホテルにチェックインした後、軽くサンドイッチを食べ、妻と別行動でタクシーに乗って、一昨日は閉まっていて見られなかったギャラリーRATTONを見に行く。オーナーのアナ・マリア・ヴィエガスさんは、とても親切な女性だった。オランダ在住のポルトガル人作家の人物を描いた絵の展示をしていて、その作家の、やはり人物を描いたアズレージョ作品もある。古いアズレージョは使える色に制限があったが、現代ではかなりいろいろな色彩が使えるようだ。ギャラリーは、八月いっぱいは夏休みになる、ということだった。日本にそんなギャラリーはない。
 
 歩いてシアードを通り、ホテルに向かって、街の中心を抜けるリベルダーデ大通りを歩く。空気は涼しく、陽射しは明るく街路樹の葉を透かして、いつまでもずっと歩いていたくなる、気持ちのいい並木道だ。
 夏のリスボンの空の色は、どこまでも透けるような明るい青で、古いフレスコ画の、ラピスラズリを砕いた淡い青を思わせる。日本でポルトガル情報を集めていたときに、「ポルトガルは青の色のきれいな国です。」と言った人がいた。この空の青、海の青、テージョ川の青、アズレージョの青、それぞれ違った青だが、どれも明るい透明感のある、鮮やかな青だ。秋や冬には、どんな色彩に変わるのだろう。

 妻が、ショッピングセンターで土産用のパテを買って帰ってくる。イワシとマグロのパテを試食してみてから、夜遅く、街の中心部レスタウラドーレス広場まで歩き、開いていたイタリア料理屋に入って夕食にした。

 -7月28日へ-
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